シュローダーBRICs株式ファンドは、マザーファンドを通して実質的にBRICS諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国)の株式に投資する投信です。豊富な資源を活かして経済成長を続けるブラジル、ロシア。圧倒的な人口で世界の工場、さらに近年では膨大な消費市場として台頭してきたインド、中国。BRICs諸国には、資源国と消費国という世界経済の牽引役が両方含まれているわけです。 2007年以降の世界的な株価下落局面でも、インドや中国の株式市場は大きく値下がりしましたが、資源国でもあるブラジルやロシアはそれほど下落せず、堅調でした。今後、資源価格が調整を迎えると逆にブラジルやロシアの経済も変調をきたす可能性がありますが、そうした場面では資源インフレに抑えられていたインド経済や中国経済が活気を取り戻すかもしれません。 なお、BRICsなど新興国への投資では、株価の水準だけでなく外国為替市場の動向にも注意する必要があります。インフレで実質的な通貨価値が下落したり、新興国へ流れていた資金が先進国へ回帰するような場面では、新興諸国の通貨が大きく売られ円ベースで見た為替差損が膨らむ可能性があります。 基準価額:9365円(2008/8/1) |