両建てとは、ある投資対象の売りと買い両方のポジションを同時に保有する投資手法。たとえば、外貨FXで米ドル円を対象に両建て取引を行う場合、10000ドルの買いと10000ドルの売り両方のポジションを保有する。 また、株式では配当金や株主優待を目的に保有している銘柄の値下がりリスクを回避するため、配当/優待落ちで株価が下落しやすい権利確定の時期に信用売り(つなぎ売り)を行って両建てポジションを持つ場合もある。 両建てを行うと、その分の取引手数料がかかる上に、外貨FXでは受け取りと支払いスワップの差額から保有コストがかかる、さらには両建てを禁止している取引会社もある。また株式では、信用取引にかかる金利コストも発生することから、両建てポジションを持つ場合は慎重な判断が必要。 |