ミニ株とは、市場の売買単位の1/10の株数で株式を売買できる金融商品。一単元が100株の株式なら、10株単位で売買できる。売買注文は、取り扱っている証券会社が取りまとめ、単元株として市場で売買を行う(証券会社のミニ株口)。証券会社が保有するミニ株口の名義は、証券会社のものとなる。 単元に満たない株式を市場外で直接取引する単元未満株に比べると、取引単位の自由度が小さい(単元未満株は単元未満なら1株から任意の株数で取引できる)、手数料が高くなる場合が多い(通常は最低手数料の設定がある)といった欠点がある。一方、株式が証券会社の名義で保有され証券会社が配当を代理で受け取って自動的に分配されるため、配当目的の長期保有では自分で配当金を受け取る手間がかからないのが利点。株主優待も、現金化が可能なものは現金化され保有株数に応じて分配される。 |